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私たちの栄養哲学

Our Nutrition  Philosophy

皮膚と毛並みの健康

犬や猫には、健康状態や体調を表す多くの身体的特徴があります。それらの中で最も重要なものは皮膚を覆っている被毛です。

被毛

犬や猫には、健康状態や体調を示す多くの身体的特徴があります。それらの中で最も重要なものは皮膚を覆っている被毛です。あなたのペットの毛艶が美しい光沢を放っているとき、それはすなわち体調が非常に良好であることを示しています。

皮膚

皮膚は体の中で最大の器官です。体を保護し、多くの代謝機能を果たします。身体を守る主要なバリアであり、異物や湿気の侵入を防ぎ、代謝バランスを維持します。

身体の関節と筋肉といった機械的部位に対してのサポートを提供し、正しく機能できるようにします。痛みや体温の変化を体に警告する重要な感覚機能があり、発汗や血管の収縮、拡張を通じて体温を調節するのに役立ちます。また、血流に物質を分泌することにより、重要な内分泌機能を提供します。

皮膚には2つの主要な層があります。外側の層は表皮であり、外表面(角質層)の細胞は時間の経過とともに次第に角質化して最後には脱落します。厚い内側の層は真皮であり、コラーゲン線維、エラスチン繊維といった細胞で構成されています。またそこには毛包、皮脂腺、血管、神経、および毛様体筋が含まれています。真皮はこういった構造を持ちつつも皮膚に張りと弾力を与えるとともに、健康の維持に大きく関与しています。

被毛

ペットの被毛は、3種類あってそれぞれ異なる役割を持っています、ここでは仮にコートに例えてみます。最もわかりやすいものはコートの外側に位置する普段一番外側にあって体を保護するための毛です。このタイプの毛は一般的に太くて強く、特にジャーマンシェパードやテリアなどの品種でよく見られます。

次に、コートの内側にあって大部分の層を構成する二番目の毛は、細くて柔らかで断熱性、撥水性に飛んでおり、さらなる保護を提供します。コートの一番下にある三番目の毛は非常に細く、短く、柔らかなダウンのようで、皮膚表面近くで毛の層が皮膚を覆うことで、例えば冷たい水や空気などから絶縁する役割を果たしてくれます。

皮膚と被毛の健康と機能を維持するために必要とされる一連の栄養素とは・・

亜鉛

亜鉛は皮膚組織の急速な再生を助けるために、皮膚にとって重要な栄養素です。亜鉛は脂肪酸の生合成とビタミンAの代謝にも関与しており、どちらも皮膚や毛皮の健康に関与しています。キレート化亜鉛は、消化器系から容易に吸収され、必要とする皮膚細胞にすばやく運ばれます。食事から摂取可能なこのこのミネラルは大変効果的です。

​皮膚と被毛の健康

体重管理

免疫システム強化

口腔ケア

足と爪の健康

強い骨と関節の形成

適切なビタミンバランス

視力の健康

認知能力を保つ

銅は、アミノ酸チロシンからメラニンへの変換に必要です。メラニンは、皮膚や被毛の色素沈着に必要です。また、抗酸化酵素の重要な成分であり、皮膚の酸化による損傷を防ぎます。このミネラルが欠乏したときに起こる初期兆候の一つは、毛色や皮膚が白く脱色したように見えることです。

ビタミンA&E

ビタミンAは、上皮細胞の修復と維持に関与しており、欠乏もしくは過剰な摂取はフケ、皮膚感染症、脱毛、過角質化などの表皮状態の異常を引き起こすことがあります。ビタミンAは体内に保持できますが、食餌療法においては与えすぎないよう適切な配慮が必要です。

ビタミンEは抗酸化剤として有用であり、活性酸素による損傷から細胞膜を保護します。フリーラジカルなどの有害物質は、皮膚など活発に増殖する細胞を標的とするため、ビタミンEの摂取は重要な保護栄養素としての役割を果たします。さらに、最小栄養要件を超えるビタミンEの補給は、一部の皮膚疾患の治療に効果的であることが示されています。

ビオチン

このビタミンは水溶性であり、健康な犬や猫にとって毎日少量ずつ身体に必要です。通常は腸内細菌の合成によってこの需要は満たされますが、健康状態が良くない場合や抗生物質による治療中の場合、腸内細菌による生産は減少することがあり、その際にはこれらによる栄養補助が必要になります。

ビオチンは毛や皮膚が行うケラチン合成の主要な栄養素であり、欠乏すると皮膚炎、脱毛症、皮膚の色素脱失を引き起こすことがあります。また、真皮層での脂質代謝にも必要であり、皮膚の健康維持に欠かせません。

オメガ3オイル

ノミの咬傷や環境汚染などの多くの要因により、皮膚が伸縮したり皮膚の炎症が引き起こされることがあります。これにより、皮膚の表面が熱っぽくなったり乾燥したりしてかゆみが生じ、病気や感染のリスクも高まります。また、フケと頻繁な引っかき傷により皮膚の一部の硬化を伴います。

魚油に含まれるオメガ3オイルは、上皮細胞の細胞膜に組み込まれ、強度と柔軟性をもたらすことでこれらの炎症反応を軽減します。また、皮膚から分泌されるワックスである皮脂の生産をコントロールします。

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